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  • 2013.04.16 Tuesday
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迅雷伝感想&サスケ語り


続きより ※ネタバレ注意

公式とはいえ原作者の作品でないオリジナル作品は基本興味対象外なので映画なんかもほとんど
見ないのですがサスケが主役の小説だったんでなんとなく手を伸ばしてしまった訳です。
そしたら意外にも面白かった。
去年の映画原作もこの人でしたね。オリジナル作品だったにも拘らず唯一良かったと思えた
映画だったんで成るほど納得。
低年齢層向けに見せかけつつ結構血生臭かったり湿度高い作品描くよねこの著者(ブラプリ然り)
まあそこが寧ろ良いんですが。ダークな顛末にも一抹の救い有りと読後感も良かったです。

始終サスケの一人称で物語が進行してたのが色んな意味で面白かった。
原作と比べて些か情感豊かで角が取れてる印象もあり随所に違和感も抱きつつ
そこはまあ原作者本人の書いたものじゃないので仕方あるまいと割り切って
それでも許容の範疇だったし寧ろ原作で語られないサスケの心情の機微が
丹念に描かれていた事に感動でした。素晴らしい原作補完だったと思います。
イタチとの激闘から鷹結成の間の空白、その時のサスケの心理描写をここまで重厚かつ緻密に
描写されてたのは本当に良かったと思う。

サスケが木の葉に復讐する決意をする経緯がオリキャラ兄弟を通して書かれてる本作。
私はサスケの復讐肯定派ですが未だに木の葉潰しに至る動機全てに納得いってないんだな。
いや厳密に言えば、(これもう以前何度も言ってたと思うけど)イタチを利用して
一族を壊滅させた木の葉上層部を復讐の対象にするのは理解出来るし憎悪をそこに
集約させるなら納得もいくけど当事者でもない木の葉の民全てを同罪と見なして
皆殺しにしようとするのがどうしても納得いかず。
イタチの死を踏み台に皆ヘラヘラ笑ってやがるとか被害妄想も甚だしい。
なら里抜けする前何も知らずに里に安寧していた自分の事は棚上げなのかと。
サスケのこれまでの事情を考えれば復讐肯定派ではあるけれどどんなに辛く悲しい想いを
したからといってその全ての言動を正当化する事は出来ないな。
里抜けのあたりからサスケの思考回路がおかしな方向に爆進してたけど
自分の復讐の為に罪のない人間の命を犠牲にするそんなクズに成り下がって欲しくないんだよな…
サスケがやろうとしてる事は新たな復讐者を生み出す事にも成りかねない、それだけの大罪を
犯すのなら相応の報いを受けて然るべきと考えます。
それでもどうか魂は救われて欲しいと切に願う。
私はサスケのファンだしどうしても補正かけて理想化しがちなんでサスケがそうなって
しまったのはサスケの正常な判断を狂わせるほどの自我を破綻させるほどの元凶が
木の葉側にあるからで憎むべきは確立された忍システムであり、その体制そのものを
サスケが崩壊する方向にいくんじゃないかなと考えずにいられない。
穢土転生イタチとの邂逅後のサスケがこれまでとちょっと違う方向に軌道修正するんじゃ
ないかと思ってますがそこに期待。
美化ついでに言えばサスケは木の葉より何より幼い頃イタチを信じる事も助ける事も
出来なかった無力な自分自身を何より憎んでるんじゃないかとか。
先述した忍システムの崩壊、小説でも挙げられてましたがこれ実際原作で今後ありそうですよね。
忍の世界がなくなるとまでいかなくても五大国が一つになるとか体制の再構築とか何らかの
変革が起こりそうな予感。
ナルトとサスケが結託して革命を起こすんじゃないかな。
でもサスケは「オレの手でうちはの幕引きをする」つってうちはの歴史に自ら終止符を打つべく
マダラと刺し違えそうな予感も…。
やべ、色々盛り上がってきた。
色々盛り上がってきたとこで小説の感想に戻る。

イタチに思いを馳せつつ自らにデコトンして泣いてしまうサスケとかやばすぎる。
そういえばナルティメット?かなんかのゲームのアニメーション映像でもこういった
シーンあってそれも見た時グァァーーーーッときたのを思い出しました。

誰にも相手にされないナルトを想像して笑いが止まらないサスケはやはりナルトに
100回犯された方がいいと思いました。
サスケのウスラトンカチ呼び久々聞いたな…。
腹が鳴りそうなのを気合で抑えるサスケかわいすぎる。
キナとレイシをどうしても自分とイタチに重ねてしまうほどサスケはイタチを
どうしようもなく渇望してるのが切ない。

サスケが年下の男の子と心を通わせるってのがとても新鮮で良かった。
交わる内にうっかり情に絆されて自分のものにしたくなってそんな自らの感情を
最悪だと感じるサスケェ…。
誰にも心を閉ざしているサスケが他者に心を許してるだけでなくこの二人の為に何が
出来るかどうすれば救えるかとまで考えてるのがたまらなかった。
レイシキナ兄弟をどうしても自分とイタチに重ねてしまうんだなあ。
レイシがまたイタチを彷彿とさせる自己犠牲精神の兄だけにほっとけないんだな。
原作だけで既にヘビー級の愛をお互いに向け合ってるうちは兄弟ですがこの小説で
更に加味されてて脳みそ弾けそうです。
サスケの心象イメージ?を表した夜霧の森での仮面の少年との対話の一言一句が
秀逸すぎてグザグザ胸に迫りました。
イタチとは?本当の自分とは?と模索したその先に「互いの命がこの世界よりずっと重い」に
集約されてるのが、木の葉潰しをイタチが望んでないのが分かっていつつ、尚且つ自分でも
それが間違いだと気付いていながらそれでもそうしない事には「イタチが確かにオレの中で
生きてきたことの証明、オレの中で今も生き続けている事の証明」が出来ないってこれ以上ない
ほど今の原作サスケの心理に見事に合致出来て筆舌に尽くしがたいほど心臓鷲掴みにされた。
先述に木の葉潰しの動機全てが納得いかない件についてつらつら書きましたが、
それを踏まえた上で拍車かけてサスケに対する思い入れが強くなったなあ…
たった一人の最愛の者の為壊れゆくサスケは悲しいまでに愚かで美しい。
そして「オレの求めるつながりは…もうどこにもない」と言うのも悲しい。
仮面の少年=イタチを前に涙が止まらないサスケ。゚(゚´Д`゚)゚。オギャアアアアアア
イタチの最後の言葉が原作590話の「お前をずっと愛している」に繋がるんだな納得!!!
闇に身を投じても自分の傍に常にイタチの存在を感じられるだけで、自分の犯す罪を
イタチだけが許してくれる事でサスケは満たされ強くなるんだろうなあ。
だからこそサスケがキナを懐に入れて手放したくなかったのも頷ける。
小説では(原作に繋げる為やむを得なく)最後キナと決別する訳ですが、キナを連れてく
展開も見てみたかった…!!いや無理だけど。でも妄想したら凄く楽しい。
サスケ、絶対キナの事ものっっそ大切にするだろうなー。一人前に鍛えたらサラバとか
言ってたけどそのままズルズル一緒にいる事になって全霊かけてキナを守りそうだ。
で、まあ小説ではそうなる訳にはいかないので最後は手放してしまうんだよね。合意の上で。
それはどうしてもキナを自己投影せざるを得なくて或いは死ぬと分かっていても
キナの気持ちが苦しいまでに理解出来るからこそその意志を尊重したんだろう。

そして今のサスケは生に頓着なくブロークン木の葉を達成したらやはり死ぬつもりなんだな
と分かって妙に納得しつつも切なくなった。

大変素晴らしい原作補完でした。
これ映像化して欲しい。切実に。


あとサスケ、おかかおにぎり好き過ぎ。

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  • 2013.04.16 Tuesday
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  • 00:58
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